【考察ノート:24】インパクトの始まりの儀式とは



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今回は過去にTwitterにも載せた「ニアサードインパクトがトリガーを確定させる儀式だった」という説についてまとめます。


こちらはシンエヴァ公開前の状態で保存しています。

元のツイートは↓になります。

インパクトの“始まり”


:破リツコ「セカンドインパクトの続き、サードインパクトが始まる」
:Qカヲル「フォースインパクト、その始まりの儀式さ」

と言うように、劇中で起きたインパクトはいずれも“始まり”に過ぎず、インパクトそのものはまだ描かれていないと思われます。

インパクトそのものが描かれていない以上、予想することしかできないのですが、それはまたの機会に。

今回はそのインパクトの“始まり”とは何なのかについて考えていきます。


CASE1:サードインパクトの場合


サードインパクトの考察材料となるのは、カヲルがシンジに外界の様を見せるシーン

「君が初号機と同化している間に起こったサードインパクトの結果だよ」

「碇シンジ君。一度覚醒し、ガフの扉を開いた初号機は、サードインパクトのトリガーとなってしまった。リリンの言うニアサードインパクト。全てのきっかけは君なんだよ」


という2つのセリフです。

まずこの時点で分かっている事実は

①初号機は一度覚醒し、ガフの扉を開いた
②ニアサードインパクトのきっかけはシンジ
③初号機はサードインパクトのトリガーとなった
④ニアサードインパクトはMark.6の槍投げによって止まった
⑤サードインパクトはシンジと初号機が同化している間に起こった
⑥サードインパクトの結果、世界がめちゃくちゃになった
ここでは、カヲルのセリフの
“全てのきっかけ”=ニアサードインパクト
サードインパクト≠ニアサードインパクト
“全てのきっかけ”≠トリガー
と解釈して進めます

この一見矛盾したようにも見える6つの事実を全て成り立たせる仮説が、「ニアサードインパクトがトリガーを確定させる儀式だった」という説です。
あくまでこの説は矛盾が無く、辻褄が合うというだけであって、この説を成り立たせる根拠はありません。(というかこの辺は確定させるだけの情報が開示されていません)

時系列で説明すると

【:破ED前】シンジの意思で初号機が覚醒、ガフの扉を開く 事実①
シンジがきっかけでサードインパクトの“始まりの儀式”(=ニアサードインパクト)が行われる 事実②
【:破ED直前】サードインパクトのトリガーが初号機で確定 事実③
【:破ED後】Mark.6の槍投げによってニアサードインパクトは止まった 事実④
【空白の14年】サードインパクトのトリガーとして確定してしまった初号機は、シンジの意思なく同化したままサードインパクトを発生させる 事実⑤
【空白の14年】サードインパクトの結果、世界がめちゃくちゃになった 事実⑥
【:Q】

こう考えれば、全ての事実に矛盾なく説明ができると思いませんか?

おそらく、インパクトは“始まりの儀式”から本番に移行し、“終わりの儀式”で終わるという各段階に分かれていおり、その始まりの儀式で中断することができれば、ニア○○インパクトと呼ばれるのではないかと思われます。

そして、一度確定してしまったトリガーは変更されず、その後続きが行われるとすれば、辻褄が合います。


CASE2:フォースインパクトの場合

フォースインパクトの考察材料となるのは

フォースインパクト始まりの儀式中のカヲルのセリフ

「僕が第13の使徒になってしまったからね。僕がトリガーだ」


そして、槍を抜こうとしているシンジに対しアスカが放ったセリフ

「またサードインパクトを起こすつもり!?」


さらに、カヲルの首が飛んだ後、マリが叫んだセリフ

「ガフの扉がまだ閉じない!わんこ君がゼーレの保険か!」


最後に、ニアフォースインパクトが止まった後のリツコのセリフ

「誰のおかげか分からないけど、フォースは止まった」


という4つのセリフです。

サードインパクトと同様に、これらの発言からフォースインパクトの事実を並べてみましょう。

①第13号機は一度覚醒し、ガフの扉を開いた
②ニアフォースインパクトのきっかけはシンジ(アスカのセリフより、槍を抜いたらインパクトが起きると推測される)
③カヲルは一度フォースインパクトのトリガーとなった
④フォースインパクトのトリガーとなったカヲルが死んでも“始まりの儀式”は止まらなかった(マリのセリフより、ガフの扉が閉じることでインパクトが止まると推測される)
⑤誰のおかげか分からないが、フォースは止まった(おそらくマリがシンジを第13号機から緊急脱出させたおかげ)


これらの事実に先程の仮説を適用して、時系列で説明すると

第13号機が覚醒し、ガフの扉を開く 事実①
シンジがきっかけでフォースインパクトの“始まりの儀式”(=ニアフォースインパクト)が行われる 事実②
サードインパクトのトリガーがカヲルで確定 事実③
トリガーであるカヲルの首が飛んでも“始まりの儀式”は止まらなかった 事実④
マリがシンジを第13号機から緊急脱出させたことによってニアフォースインパクトは止まった 事実⑤
【シンエヴァ】

となります。

サードインパクトと異なる点は、トリガーがエヴァではないということと、トリガーが死んだ(?)ということです。

カヲルがトリガーとなった理由については、第13の使徒に落とされてしまったことが理由と語られているので、使徒ならばエヴァ同等の存在として、トリガーになり得ると考えます。

トリガーが死んだ(?)のに“始まりの儀式”が止まらなかった理由については、カヲルは死んだ訳ではなくL.C.Lとなって第13号機と同化したと考えれば、サードで初号機と同化したシンジとも条件が揃います。

もしくは、ガフの扉を開いているのはトリガーのカヲルではなく覚醒した第13号機であると考えれば、トリガーのカヲルが死んでも、パイロットのシンジが残っているため第13号機は活動を続け、ガフの扉が閉じない説明が付きます。
個人的には後者を推します

ニアサードインパクトではカシウスの槍が刺さることによって、初号機の活動が停止し、ガフの扉が閉じましたが、ニアフォースインパクトではシンジが緊急脱出したことによって、第13号機の起動条件を満たせなくなり、活動が停止したのでしょう。

つまり、ガフの扉を開いているのはトリガーではなく、覚醒したエヴァと考えるのが妥当でしょう。(カヲルの「覚醒し、ガフの扉を開いた初号機」というセリフにも合致します)


まとめ


結果的にやや強引になってしまった部分もあるかもしれませんが、未だ語られていない部分の推測になりますので、あくまで1つの仮説として留めて頂ければと思います。

ちなみに、この説を元に考えると、シンエヴァではニアフォースインパクトの続き、カヲル(or第13号機)をトリガーとしたフォース本番が見れるという期待が膨らみます。


前半フォースインパクト、後半ファイナルインパクトとすれば、予告で矛盾した2種のガフの扉↑が登場していることや、修復された第三新東京市で戦闘していることにも説明が付きますが、前後半で同じような展開になってしまうので、構成上無さそうな気もします。

シンエヴァでインパクトの真実が語られると嬉しいのですが…
詳しい説明は無い方がエヴァらしいかもしれませんねw



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画像引用:©khara/Project Eva.
©カラー/EVA制作委員会

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