【考察ノート:39】空白の14年の考察・予想まとめ



HERZのエヴァ考察ノートへようこそ!



今回は、新劇場版エヴァを最も複雑にした元凶とも言われる「空白の14年」について、:Q本編を主軸に考察してまとめていきます!

※一部:Q予告を空白の14年と仮定して進めます。
こちらはシンエヴァ公開前の状態で保存しています。

ニアサード≠サード


はじめに、空白の14年を考察するにあたって、最も大きな分かれ目となるであろうニアサードインパクトとサードインパクトの関係についてを考えていきます。

まず爆心地について、カヲルのセリフで
「着いたよ。セントラルドグマの最深部。サードインパクトの爆心地だ」
と言われているので、サードインパクトの爆心地はセントラルドグマ最深部で確定しています。

しかし、:破のラストで起きたニアサードインパクトは、ジオフロントが爆心地のように見えます。
:Qの予告でも、第三新東京市がニアサードインパクトの爆心地という書き方をされています。


そもそも、ニアサードインパクトはMark.6の投擲によって停止したので、:Qのような惨状が起きている説明が付きません。

その他にも矛盾はいくつかありますので(ドグマのリリスやMark.6など)、ニアサードインパクトとサードインパクトに関しては、まず別物と考えて良いと思われます。



空白の14年のシンジ



空白の14年の出来事を考察する前に、我らが主人公碇シンジは、その間何をしていたのかについて考えてみます。


:Qの冒頭では、シンジは初号機と同化して宇宙にいましたが、その後ヴィレに確保され、碇シンジの姿が初登場するシーンでは、
シンジ「確か…綾波を助けて…」
サクラ「はい…どうやら記憶の継続性も認められます」
というやりとり(?)が行われます。

ここで、シンジは綾波を助けて以降の記憶が無いようですが、それを聞いたサクラは、記憶が継続していると言っています。

つまり、綾波を助けたところからの記憶は、喪失したわけではなく、元から無くて当然のようです。


また、カヲルのセリフからも、
「君が初号機と同化している間に起こったサードインパクトの結果だよ」
と言われていることから、シンジはニアサードインパクトで初号機と同化し、それ以降:Qで目覚めるまでは意識も記憶も無かったのでしょう。


そして、シンジについて説明するリツコから
「物理的情報では、コード第3の少年と完全に一致。生後の歯の治療跡など、身体組織はニアサー時を100%再現しているわ」
と語られました。

再現ということは、おそらくニアサードインパクト以降、初号機と同化している間は、碇シンジの物理的な姿形は無くなっていたと考えられます。
エヴァ的に言えば「サルベージされた」という表現になるかと思います。


ここまでの情報をまとめると、
シンジはニアサードインパクトで初号機と同化し、意識や記憶はないどころか姿形すらも無い状態で、14年が経過した
と考えられます。
なので、空白の14年の考察には一切登場しません。(主人公…)



ネーメジスシリーズ


:Qではネルフ側の機体として、ネーメジスシリーズという機体が登場します。

こよネーメジスシリーズは、:Qではコード4A〜4Cという3種類が登場し、それらは

BloodType ≒ BLUE

と表示されています。

また、マコトには
「パターン青だよ!」
と言われているので、ほぼ使徒と考えていいようです。

ですが、このネーメジスシリーズは実はエヴァでもあり、Mark.4という機体であることが判明しています。
つまり、エヴァであり使徒である存在です。


考察ノート:37(前編)】で考察しましたが、ゼーレはヒトと使徒の融合を目指しており、その実験として4号機起動実験で入手したデータはゼーレが独占していました。

そして、この実験データはエヴァに使徒の性質を持たせるものだと考察しました。

つまり、この4号機の実験データを使って、Mark.4(ネーメジスシリーズ)は作られたのではないかと考えています。


そして、【考察ノート:37(後編)】で考察したように、そのデータを独占していたゼーレはネルフに協力しなければいけなくなり、結果的にゲンドウの手に渡ったのだと思われます。
アダムス機体に活動限界がない理由も、このデータのおかげかもしれません。


サードインパクト


次に、空白の14年で起きたであろう、サードインパクトの条件を考察・予想していきます。

この条件に関しては、唯一:破にヒントがあります。
「我らの望む真のエヴァンゲリオン。その誕生とリリスの復活をもって契約の時となる。それまでに必要な儀式は執り行わねばならん。人類補完計画のために」
というゼーレのセリフがあるのですが、【考察ノート:37(前編)】で考察したように、契約の時とはインパクト時を表していると思われるので、サードインパクトはMark.6の誕生とリリスの復活が条件だったと言えそうです。


この“リリスの復活”というのがどういう意味を表しているか分かりませんが、自然に考えればリリスの胸のロンギヌスの槍を抜いた時と考えられるでしょう。

つまり、

サードインパクトはMark.6がリリスの胸のロンギヌスの槍を抜いた時に発生した

と予想されます。



ドグマの爆心地に残る2本の槍


:Q本編から分かるように、セントラルドグマ最深部にはロンギヌスの槍が2本残っていました。

しかし、この2本の槍について、カヲルは
「カシウスとロンギヌス、対の槍が必要なんだ。なのにここには同じ槍が二本あるだけ」
と言っているので、カシウスの槍とロンギヌスの槍が刺さっていると思い込んでいたようです。

では、なぜカシウスの槍とロンギヌスの槍が刺さっていると勘違いしてしまったのでしょうか?


ゼーレもしくはネルフが嘘を教えたという可能性もありますが、ただ嘘を聞かされていただけなら、カヲルはあんなに長考せずに、「嘘をついたな、リリン!」となるはずです。

なので、カヲルはただ嘘をつかれていた訳ではなく、

サードインパクトの結果から、ロンギヌスの槍とカシウスの槍が刺さっているはずだ

と考えていたのでしょう。
このあたりの複雑な問題から、「ロンギヌスの槍とカシウスの槍の変形説」がよく見られますが、
画コンテでは槍を抜く前にはロンギヌスと書かれておらず、槍を抜いてからロンギヌスに変化すると書かれています。
そして、カヲルは槍を抜く前にそれがカシウスではないと気づいていたので、私はロンギヌスの槍とカシウスの槍に関しては全く別の対の槍だと考えています。

では、どのタイミングで槍がすり替えられたかを考えてみましょう。


:Qでドグマに残されていた2本の槍は、画コンテではそれぞれMark.6のコアと、リリスのコアを刺しているという記述があります。

そして、第13号機が両方の槍を抜いた際、リリスはすぐさま形象崩壊し、Mark.6は白色化が解かれ、第12の使徒が活動を開始したので、
空白の14年でカシウスの槍を1度抜いて、ロンギヌスの槍に刺し替えたというのは考えにくいです。

よって、それぞれの槍はおそらくサードインパクト収束時の状態のままであり、サードインパクト発動時点でカシウスの槍は使用されていなかったと考えられるでしょう。


ちなみに、:Q予告の↓のシーンはドグマを降下するMark.6はカシウスの槍を持っていません。

そして、
「エヴァMark.6。自律型に改造され、リリンに利用された機体のなれの果てさ」
とカヲルが話しているので、おそらくこの時には既に自律型に改造されていたのではないでしょうか。
考察ノート:37(前編)】で自律型のMark.6にはゲンドウの魂のコピーが入っていると考察しました。

よって、ここでMark.6がカシウスの槍を持っていくフリをして、手ぶらでドグマへ降下したのではないかと考えています。


もう一本のロンギヌスの槍がどこにあったのかは分かりませんが、地下のセントラルドグマ付近に隠していたか、もしくは他の機体がロンギヌスの槍を持って後を追い、サードインパクトを停止させたという可能性が考えられます。



第12の使徒


:Qのフォースインパクト直前に登場する第12の使徒ですが、実はあれが初登場ではなく、空白の14年で1度登場したと思われます。

その理由は、
「まずい!第12の使徒がまだ生き残ってる!」
というアスカのセリフにあります。

この“まだ生き残ってる”という言い方は、以前1度殲滅したはず、という風に聞こえませんか?

そのため、第12の使徒は空白の14年で1度登場し、その際殲滅したと勘違いしていたが故のアスカのセリフだったのではないかと思われます。


そして、Mark.9がMark.6(第12の使徒in)の首をはねるシーンでは、アヤナミレイ(仮称)が
「これが命令」
と言っているので、ゲンドウは第12の使徒が生き残っていることを知っていて、
なおかつそれを解放することを命令していたのだと思われます。
この“命令”がゼーレの命令かネルフの命令かは分かりませんが、アヤナミレイ(仮称)はゼーレのプログラムで動くが、ネルフの命令を聞くのだと考えています。
でなければフォースインパクトでゼーレがMark.9のリンクを奪う必要はなく、そのままアヤナミレイ(仮称)の操縦で良いはずです。


すると、Mark.6の中に第12の使徒を仕込んだのは建造元のゼーレか、自律型に改造したネルフですが、Mark.6による人類補完計画を目指していたのはゼーレなので、個人的にはゼーレの仕業だと考えています。



第11の使徒


先ほどの考察で、サードインパクト時に第12の使徒が登場していたと考察しましたが、そうなると登場順序的に第11の使徒は:破ラストからサードインパクトまでの期間に登場していたことになります。

では、第11の使徒は誰なのでしょうか?
また、既に殲滅されているのでしょうか?


結論から言うと、第11の使徒候補として筆頭に上がるのは、初号機orシンジです。

まず、:破ラストで覚醒した際に第11の使徒になっていたと仮定すれば、期間という条件は満たします。

そして、画コンテでは初号機の目に「使徒のように光る目」という旨の記述があったり、↓の初号機の周りにある使徒封印用呪詛柱があることからも、使徒と推察される根拠はかなり揃っているように見えます。

ただし、根拠とされる使徒封印用呪詛柱について、これは「使徒封印用」と名付けられているものの、:破ではベタニアベースでは第3の使徒の封印に失敗していますし、この柱に刻まれた使徒封印用呪詛文様は、使徒の有無に関わらずあらゆる場所で登場します。

よって、使徒封印用呪詛柱が実際に使徒を封印しているシーンもなく、使徒に関係ないシーンにも登場するマークなので、初号機orシンジを使徒とするにはあまり根拠にならないのでは無いかと考えています。


さらに「使徒のように光る目」についても、“ように”光るだけに過ぎませんので、確定できる根拠にはなりません。


そして、この初号機orシンジを第11の使徒とする説において、最も重要なのは「使徒となる条件」ですが、
「リリスの機体にリリス(レイ)の魂が揃った」という説や、「覚醒して神になった」という説など、仮にそうだとしてなぜ使徒になるのかがよく分かりません。


これらの理由から、第11の使徒を確定させるには情報が足りないが、強いて言うなら初号機orシンジの可能性が最も有力というのが私の意見です。
もちろんまだ全く未登場である可能性もあります。



セントラルドグマ最深部


次に、:Q本編の映像から、セントラルドグマ最深部で起きた出来事を考察します。

まず、:破までのセントラルドグマ最深部では、第2の使徒リリスが磔にされていました。


そして、:Qではどうなったかというと
こんなことになってましたね。

状況を整理すると、
①リリスの磔が解かれ、1度動き出している
②リリスの首が落とされている
③無数の頭蓋骨が転がっている
④リリスの首から先にMark.6が融合している
⑤Mark.6とリリスに槍が刺さっている
となっています。


①に関しては、サードインパクトの考察で説明した“リリスの誕生”だと思われます。
さらに、:序で登場したリリスと比べると巨大化したようにも見えます。


②のリリスの首に関しては、ネルフ本部司令室に巨大な頭部がありますが、リリスの骸から槍を抜いて形象崩壊した時に、この頭部も同時に形象崩壊したので、これはリリスの頭部と考えて良さそうです。
さらに、この頭部は画コンテによると、「巨大な白色化したレイ」と書かれています。

おそらく、サードインパクト発生時に、リリスの顔の見た目がレイの顔になったと思われますが、理由は不明です。
旧劇のサードインパクトでは、リリスが巨大化すると同時に見た目がレイの顔になるので、同じような現象かもしれません。

ちなみに、このリリスの顔にインフィニティが群がっていることから、“リリスの首を落とした後、インフィニティが活動を続けている間”に司令室へ運んだのだと推測されます。
誰が?と聞かれると困るのですが、そもそもネルフ本部の機械とかエヴァも誰が作ってるか分からないので、真相は闇の中です


③の頭蓋骨に関しては、【考察ノート:35】で考察しましたが、インフィニティの頭部だと思われます。

そして、インフィニティに関しては、外界のものも、司令室のものも、全員首が無く、天に手を伸ばしているように見え、それらは積み重なって上を目指しているようです。
原画集によると、ネルフ本部からセントラルドグマに続くシャフトのインフィニティ達も、上へ昇ろうとしているようです。

上に昇ろうとする理由としては、司令室のリリスの首を目指しているという可能性が高そうです。

なので、おそらくリリスの首を落とした時にインフィニティも同時に首を失い、その首を求めて活動を続けたのではないかと思われます。


さらに、:Qのフォースインパクト時の画コンテにより、黒き月がインフィニティを「吐き出している」という記述があるので、
インフィニティは黒き月内部で生成されたと考えられます。


ここまでのインフィニティの情報をまとめると、黒き月で生まれたインフィニティは、セントラルドグマ最深部でリリスと同時に首が落ち、その首を追い求めて司令室へ昇ろうと活動を続けた先で、リリスと同時に停止したのだと思われます。


話は戻って、④に関しては、Mark.6の腰から下がリリスに同化していますし、全記録全集では「融合している」と書かれていますので、ただ乗っかっているだけではなさそうです。
槍を抜かれた後にはMark.6の脚は戻っているので、融合が解ければ姿は戻るようです
また、インフィニティがエヴァの形をしているのは、Mark.6がリリスに融合したことと関係があるかもしれません。


⑤の2本の槍に関しては、画コンテでは「Mark.6とリリスのコアをそれぞれ貫いている」という旨が書かれています。

では、この槍はそれぞれ誰が刺したのでしょうか?


まず、Mark.6に刺さった槍について考えると、手の向きから大体想像がつきます。
みなさんも自分の胸に槍が刺さったとイメージして、抜く時と刺す時の手の向きを考えてみてください。

このMark.6は自ら槍を刺しているように見えませんか?
これも、自律型のエヴァにゲンドウの魂のコピーが入っていたと考えればすんなり受け入れられると思います。

そして、この時Mark.6の中にいた第12の使徒が封印され、アスカが殲滅されたと思い込んでいたのだと考えられます。
なおかつゲンドウがそれを知っていたのにも説明が付きます。
第13号機の覚醒のために第12の使徒を封印して取っておいたのかもしれません。


次に、リリスのコアに刺さった槍を誰が刺したかですが、これに関しては情報がありません。

なので、あくまで推測ですが、Mark.6はリリスが骸となってからではリリスと融合する事ができないと思うので、Mark.6とリリスが融合した後、他のエヴァがリリスに槍を刺したのではないかと考えています。
リリスと同様にMark.6も白色化して巨大化しているように見えるので、Mark.6とリリスが融合した後に同時に巨大化したのだと考えました。

しかし、:破ラスト時点では零号機、初号機、2号機の全機体が使い物にならないと思うので、考えられるとしたら:Q予告の8号機か、もしくはその間の7号機(?)かと思います。
動けるパイロットからして、マリが8号機で投擲した可能性が高そうですかね。

これらを全て時系列順に並べると、
Mark.6がリリスの胸の槍を抜く
サードインパクト発動
黒き月でインフィニティ誕生
リリスの首を落とす
同時にインフィニティの首も落ちる
リリスの首を司令室へ運ぶ
リリスとインフィニティはリリスの首を追い求める
Mark.6が融合する
(インフィニティがエヴァの姿になる?)
リリスとMark.6が巨大化する
(マリが8号機でリリスに投擲する?)
同時にインフィニティの活動が停止する
Mark.6が自らの胸に槍を刺す

という順になるかと思います。

また、サードインパクトがどのタイミングで停止するかですが、自然な考えで言えばリリスかMark.6に槍を刺した時と言えるでしょう。



リリスの結界


ここまでの考察でサードインパクトについてはある程度分かりましたが、次にそれらがどの時期の出来事なのかを考察していきます。

それを考える最も大きなヒントは、
「もうすぐリリスの結界だ。メインシャフトを完全にふさいでいてこの14年間誰の侵入も許していない」
というカヲルのセリフです。

大事なのは、この結界が“14年間”誰の侵入も許していないということです。

つまり、セントラルドグマ最深部は14年前の状態のままであり、ここで起きたと推測される出来事は、全て:破のラストから約半年以内に起きたことだと分かります。


ちなみに、このセントラルドグマ最深部には戦闘機が落ちているのを確認できますが、IMAX版の:Qでは、その戦闘機にヴィレのマークが描かれていることが判明しました。

ただ、この戦闘機は元から結界の中にあったか、結界の蓋に乗っていたかは分かりません。
AR台本によると、結界を解こうとして失敗した跡があるようなので、ヴィレが結界の蓋の上に戦闘機でやってきた可能性もあります。
しかし、:Q本編のシーンでは、結界の蓋に戦闘機が乗っているのも確認できませんし、結界が解かれた時にも、戦闘機が落ちてきた様子はありません。

なので、ここでは14年前に既に結界の中に落ちていたと考えます。


すると、ヴィレは:破ラストから約半年以内に発足し、サードインパクトを止めるべく戦闘を行っていたことが推測されます。



サードインパクトまでの猶予


0706作戦で、アンチLシステムでパリの街を復元するオペが行われましたが、この時凱旋門の真横に刺さっていた「ユーロネルフ第1号封印柱」はいつ刺されたのでしょうか?


それを考えるヒントは、封印柱に書かれた「後を、お願い」というメッセージと、マヤの
「この街を残したかったあなた達の思いは引き継ぎます」
というセリフです。
“残したかった”という言い方は、復元しようとしたというよりは、

サードインパクトによるコア化から免れようとした

というのが自然な解釈かと思います。

とすると、:Qラスト後からサードインパクト発生までに、サードインパクトの計画を各地に周知し、対策する猶予があったと考えられそうです。

:Qでヴィレクルーが生き残っている理由は、この封印柱を起動させて安全圏を作り、そこに避難していたからかもしれませんね。



ヴィレの独立


先ほどの考察で、ヴィレは:破以降約半年以内に独立したと考えましたが、その短期間で何が起きたのでしょうか?


考えられる情報は少ないですが、:Q予告の「幽閉されるネルフ関係者」というナレーションと、加持さんがサーチライトに当てられるシーンが挙げられます。

「幽閉されるネルフ関係者」というのは、おそらくニアサードインパクトがエヴァの起こした事故として政府に危険視されたため、政府や戦略自衛隊に幽閉されたということではないかと考えています。
第9の使徒戦でも、「(残骸を)戦自が来る前に片付けろ」という指示が飛び交っていたりするので、エヴァを危険視する声は多いのだと思います。

すると、ここで活躍するのがミサトです。
ヤシマ作戦で
リツコ「国連軍はいいとして、よく内務省の戦略自衛隊まで説得できたわね」
ミサト「ま、いろいろと貸しがあるから」
という会話があるので、ミサトは何らかの形で戦略自衛隊と繋がりがあり、この貸しを使ってネルフ幽閉から逃れたのではないかと考えています。
アスカの封印を解いて解放したのもおそらくこのタイミング
さらにこの時戦略自衛隊をヴィレに誘い込んだ可能性もあり


そして、先ほどの考察でヴィレはサードインパクト前に発足したと考察しましたが、ネルフを裏切った理由は何だったのでしょうか?


おそらくネルフやゼーレの陰謀を知ったからと考えるのが自然だと思いますので、加持の持ったネルフとゼーレの重要機密をミサトらに流したことが原因と思われます。

すると、加持がサーチライトに当てられるシーンは、重要機密を漏らしたとして追われているシーンだと推測できます。

また、その後ヴィレクルーは封印柱か何かを使ってサードインパクトから免れたとも考察しましたが、この技術は加持が関わっていた日本海洋生態系保存研究機構の技術に近いと思いませんか?
当の加持本人はと言うと、私は死亡シーンの無いキャラは生きている可能性が高いと考えているので、シンエヴァのヴィレの居住区などで再登場するのではないかと考えています。(元々戦闘には参加していませんから、居住区を仕切ってスイカを育てている姿は自然に想像できます)



AAAヴンダー


フォースインパクト時に、アダムスの器に狙撃された際のリツコのセリフで
「アダムスの器はヴンダー本来の主!初号機から本艦の制御を奪い返すつもりだ!」
と言われているので、ヴンダーの主機には元々アダムスの器(Mark.9)が使われていたと思われます。


しかし、:QではMark.9はネルフ(orゼーレ)の機体ですから、空白の14年で
・ネルフがヴィレからMark.9を奪った
・ヴィレがネルフからヴンダーを奪った
という2つの可能性が考えられます。

ただ、ヴィレはただでさえ民間人も混じった寄せ集め組織であり、サードインパクト後に高度な科学力が生きているとは考えにくそうです。
まぁ宇宙行ってますけど

なので、ヴンダーはヴィレが建造したと考えるより、ネルフとゼーレの謎の科学力で作られたと考えるのが自然だと思われます。
シンエヴァ予告でもAAAヴンダーより強そうな、ネルフのものと思われる飛行艦隊が登場しています。

しかし、ヴィレが発足する(:破から約半年以内)よりも前にヴンダーが完成していたとは考えにくいので、ヴィレが発足してから数年後、ネルフ本部を襲撃してヴンダーを奪い取ったと推測されます。
また、:Qの2号機と8号機のコックピットでは第13号機と同様の技術が見られるため、このとき8号機も同時に奪取し、その技術で2号機を改造したのではないかと考えています。



空白の14年総まとめ


ここまでの考察・予想を全て時系列順に並べ替えると

ジオフロントを爆心地としてニアサードインパクト発動
初号機とシンジは同化
(第11の使徒化?)
Mark.6(第12の使徒in)が投擲・襲来
カシウスをネルフ本部に保管
Mark.6を自律型に改造開始
初号機の周りに使徒封印用呪詛柱設置
幽閉されるネルフ関係者
加持が機密情報をミサトに流す
ミサトが戦略自衛隊と組んで幽閉脱出
(アスカ解放)
ヴィレ発足
サードインパクトの情報を各地に周知
各地でアンチLシステムを準備
Mark.6手ぶらで投下
Mark.6がリリスの胸のロンギヌスを抜く
サードインパクト発動
黒き月でインフィニティ誕生
リリスの首を落とす
同時にインフィニティの首も落ちる
リリスの首を司令室へ運ぶ
リリスとインフィニティはリリスの首を追い求める
リリスとMark.6が融合
(インフィニティがエヴァの姿になる?)
リリスとMark.6が巨大化
(マリが8号機でリリスに投擲する?)
同時にインフィニティの活動が停止
リリスの結界が張られる
Mark.6が自らの胸に槍を刺す
(第12の使徒封印?)
(サードインパクト停止?)
ネーメジスシリーズ製造
初号機(inネーメジス)を衛星軌道へ
ネルフ(&ゼーレ)がAAAヴンダー建造
(同Mark.9建造)
ヴィレがネルフ襲撃
AAAヴンダーを奪取
(8号機も奪取)
2号機を改造
:Q本編US作戦

となります。


とても長い考察になりましたが、シンエヴァ公開前の事実の総集編になったと思います。

果たしてシンエヴァでどれだけ明かされるのか、どれだけ的中しているのか、皆さんも想像しながら考察をお楽しみください!


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画像引用:©khara/Project Eva.
©カラー/EVA制作委員会

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